南極の氷の奥深くには大量の生命体。中には未知の生物も (1/4ページ)
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南極の棚氷のはるか下には、科学の常識をくつがえすような生命体がいる。
そうした生物の存在が明らかになったのは、2021年のことだ。英国南極観測局をはじめとする研究チームによって、棚氷のはるか下の海底に、じっと動かない大量の海洋生物が生息していることが初めて確認されたのだ。
そうした生物は主に海綿動物だ。だが、種類を特定できない生物もおり、水中に固着あるいは付着して生活していることから、さしあたり「固着生物」に大別されている。
彼らはいつ、どこからやって来たのか? そもそも彼らの正体は何か? 今のところ、謎だらけだ。
・南極の氷の奥深くにも生物が
英国南極観測局のヒュー・グリフィス氏はこう語る。
この発見は、アイデアを別の方向に押し進めてくれる幸運なアクシデントです。