イタリア・トスカーナの温泉で発見された2300年前の24体のブロンズ像 (1/4ページ)

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イタリア・トスカーナの温泉で発見された2300年前の24体のブロンズ像
イタリア・トスカーナの温泉で発見された2300年前の24体のブロンズ像

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 ここ数年、イタリア、シエナ郊外にある古代の温泉跡の発掘が行われていた。先月、泥水の中から正体不明の小さな破片がのぞいているのが見つかった。

 そこから、次々と手、肘、かすかに光るコインが現れ、最終的に、およそ2300年前にさかのぼる24体の完全なブロンズ像が姿を表した。ほかにも埋もれていた何千ものコインや見事な遺物が出てきた。

 これはまさに画期的な発掘で、エトルリアからローマへと移行していった時代のブロンズ像の堆積としては過去最大で、地中海全体でももっとも重要なもののひとつだという。

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Nuove scoperte - Le statue di bronzo di San Casciano dei Bagni

・エルトニアからローマに支配が移行する激変の時期の遺物

 温泉で有名なシエナの丘の上の小さな町、サン・カシャーノ・デイ・バーニでのこの発見は、まさに画期的なことだと、発掘リーダーの歴史家ヤコポ・タボーリ氏は語る。

 これら像が作られたとされる紀元前2世紀から紀元1世紀の間は、トスカーナの歴史が大きく変動した時代だった。
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