川口春奈・目黒蓮『silent』の「鳥肌が立つ」神レベル「3つの伏線回収」 (2/2ページ)

日刊大衆

 本作はこれまでも、伏線回収が何度も話題になっていて、その中で反響が大きかったのが、第1話の「うるさい」というセリフの反復だった。冒頭の高校時代の空を見上げる回想シーンで、紬が「雪が降ると静かだよね」と大きな声で語りかけると、想が「青羽の声、うるさい」と、おだやかな笑顔で応じていた。

 続いて8年後、駅前での偶然の再会シーンで、紬に声をかけられた想は、病気で耳が聞こえなくなったと手話で必死に語り掛けるが、紬には何も伝わらないため、「おまえ、うるさいんだよ」と、手話で言い放って去っていく。同じ言葉なのに違う意味を持っていることが、初回から多くの涙を誘った。

 また、第4話の湊斗(鈴鹿央士/22)と想の、「好きな人がいるから」というセリフのリンクも話題になった。ラスト前8分、紬が3年前から耳がほとんど聞こえなくなった想の葛藤に思いを馳せ、感傷的に語ると、湊斗が「紬、お願いがあって」と切り出し、「別れよう、好きな人がいるから」と告げた。

■伏線が切なさを加速させる

 これは、第2話で紬が想と再会したとき、紬が、想からLINEで送られてきたと振り返った、「好きな人ができた」という別れのメッセージとリンクするもの。湊斗は「みんな戻れると思う。戻れたら俺はうれしい」と語り、想は「悲しませたくなかった」と語る、切ない思いがあふれる伏線回収だった。

 ドラマは残り2話で、最終話となる22日は、15分拡大で放送になることが決定。1本のドラマが3回も放送拡大するのは異例で、これは本作が今期ドラマの中で、断トツで話題になっているため。ここまでのヒットになったのは、伏線を含め、綿密に練られた脚本のおかげだろう。

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