戦国時代は室町政権の崩壊過程。乱世はどう始まりどう収束したか… (2/3ページ)
しかも彼は1441年の嘉吉の変で家臣に暗殺されており、将軍の権威の低下がはっきりとみて取れます。
さらに、室町時代には通算で十年以上も将軍が存在しない時期がありました。これに伴って、将軍の部下だった管領や守護大名が力をつけていき、将軍は傀儡化し、政治は将軍以外の人間によって動かされていくようになります。
織田信長の果たした役割こうして、室町幕府の支配力はごく一部の地域にしか及ばなくなりました。
さらに政治の実権も細川氏、三好氏、そしてかの松永久秀に移行していきます。加えて、全国各地で守護代が守護大名を追放するなど、いわゆる下剋上の動きが活発になりました。
将軍家も家臣も無秩序な状態になれば、今度は国人衆や農民のレベルでも騒乱が頻発します。代表的なのは山城国一揆、本願寺の門徒による加賀一向一揆です。後者は守護大名を倒して、その後百年も大名がいないという状態を作り出すほどの勢いでした。
この中からまず伊勢宗瑞(北條早雲)が登場し、日本史上初の「戦国大名」として伊豆一国を奪い、小田原城を乗っ取りました。