「どんぶり勘定」に「売上への固執」建設業界を蝕む負のスパイラルとは (2/2ページ)

新刊JP

売上だけを見て受注を決めたら、現場にも経営にも不安要素や無理が生じる。経営者はそれにふたをして、見て見ぬふりを決め込む。これが、建設業界が「どんぶり勘定」と評される理由になっている。

こうした経営を何年も続ければ、資金繰りが悪化し、借り入れが必要になる。銀行を納得させるために形だけの経営計画を立てるが、その場しのぎのものなのですぐ頓挫する。そして当座の売上をたてるために、利益の出ない案件を受注する。建設業界で横行するマイナスのスパイラルである。

「利益が出ないのは経営者のやり方が悪い」
「同族経営でうまくいっている会社は見たことがない」
「利益を出せない企業に価値などない」

本書には建設業界の企業の経営層に向けた厳しい言葉が並ぶ。
利益が出ないのは、利益を出すために何をすべきかを考えず、そもそも利益を追求しようともしていない経営者に問題がある。

一方で、中西氏は「建設業界は利益改善がしやすい」とも説く。本書では、建設業の企業が陥る負のスパイラルを抜け出し、利益を出していくための手法が解説されており、利益確保に苦しむこの業界の経営者にとって光明となる一冊だ。

(新刊JP編集部)

「「どんぶり勘定」に「売上への固執」建設業界を蝕む負のスパイラルとは」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る