１１月から病気療養のために芸能活動を休止している中居正広（５０）。１２月１１日放送の『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞』（フジテレビ系）で、活動休止直前の１１月４日に収録したＶＴＲで登場したものの、あまりにもガリガリにやせ細ったその姿が、ファンを心配させている。

　そんな中居について、さらに深刻な事態が１２月２０日発売の『女性セブン』（小学館）に報じられた。

「中居さんは今年７月に急性虫垂炎の治療を受けたことを公にしているほか、９月に盲腸がんの手術を行ったことが『週刊新潮』（新潮社）で報じられています。ただ、状況は思わしくなく、『女性セブン』によると、中居さんは“３度目の手術”を『珍プレー』収録後に受けて、現在はさらにやせ細ってしまっている、とも報じられています」（ワイドショー関係者）

　１時間程度のはずが難航して数時間におよぶ大手術になったこと、現在の中居は自宅ではなく都内の「ＶＩＰ室」がある病院で入院していることなどが同誌に報じられている。

　そして、同誌の取材を受けた消化器外科専門医は「あくまで一般論」としつつも、

「前回、手術をした際の腫瘍がかなり進行していて、ほかの臓器に転移していた可能性があります」

　としたほか、中居の激痩せの理由の１つを「腸閉塞でなかなか食事ができなかったということも考えられる」と推察。

　そして、現状の中居について「３～４か月ほどの静養が必要」「まだ歩くこともつらく基本は寝ているはず」としている。

「中居さんを担当しているのは、これまで多くの有名人、大物政治家、各界の大御所を見てきた大腸がんの名医のＸ医師だといいますね。

　そして、中居さんの周囲も“休養３か月”をお願いしているそうですが、本人は１月中の復帰を目指しているとも報じられています。それというのも、共演者やスタッフに迷惑をかけたくないという思いが非常に強いということです。“気遣いの人”と評されることの多い中居さんですが、現在、芸能界、テレビ界からは“今こそ自分だけに気を遣ってほしい”という声が多く出ています。

『仰天』代理ＭＣの話を聞いていると、“気遣い”は本当に体に染みついている性分なんでしょうが……」（前同）

■キスマイ藤ヶ谷に代理ＭＣを頼んだ過程でも……

　中居は、笑福亭鶴瓶（７０）と『ザ！世界仰天ニュース』（日本テレビ系）でＭＣを務めているが、１１月１日放送回などで中居の代役となったのは、ジャニーズ時代の後輩であるＫｉｓ－Ｍｙ－Ｆｔ２の藤ヶ谷太輔（３５）。

　藤ヶ谷は代役に選ばれた経緯を『仰天』で、

「急に中居さんからメールが来て『火曜日、何してる？』（と打診を受けた）」「完全にゴルフの誘いをいただいたんだなと思って、休みだったので、全部予定を外して『動ける状態です』（と返した）」

　と説明。

　その後「了解、確認するわ」の一言だけでまったく音沙汰がなかったが、後にマネジャーから「中居さんから連絡来ました？　実はゴルフじゃなくて代打のＭＣで……」と教えられた、という経緯を明かしていた。

「藤ヶ谷さんと中居さんの関係性なら、直接『仰天』代理ＭＣをお願いできる。 にもかかわらず、中居さんはうまく詳細は伏せて、日付だけを伝えてスケジュールを確認、空けさせたんです。

　これは、ジャニーズ事務所や日テレに対する気遣いですよね」（前出のワイドショー関係者）

　 タレントがテレビ番組に出演する場合は「番組→事務所→タレント」というオファーの流れが通常だ。

  つまり、ジャニーズを退所している中居が直接、藤ヶ谷に代理ＭＣを打診してしまうのは、ジャニーズ事務所を始め、番組サイドに対しても筋が通らない――中居はそう考えたのではないか、と。

「あの激ヤセぶりを見ると、普通に生活していくのもつらい状態だったと考えられる。にもかかわらず、そこまでの気遣い……。中居さんは、もはや無意識にそういう選択肢が選べるくらい、長年あらゆる方面に気を使ってきていた、ということでしょう。

　痩せ細った状態で『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞』に出演したのも、すこしでも自分のできることがあれば、という気遣いですよね。そんな中居さんに、今だけは、他人を気にせず、という声が多数上がっています」（前同）

『中居正広のキャスターな会』（テレビ朝日系）で共演している社会学者の古市憲寿氏は、１２月１６日にツイッターを更新して《ＳＮＳにあげるの、本人は嫌がるかもしれないけれど、うれしかったのでアップしちゃいます》とつづり、中居が差し入れた大量のサンドウィッチの写真が投稿した。そのサンドウィッチは、病床から注文されたのだろうか――。

　関係各所への気遣いを常に欠かさない中居。今回の休養の期間だけは、自分への最大限の気遣いをしてほしい、そんな声が多く集まっている――。