徳川四天王・榊原康政の旗印「無」に込められた意味は?その公正無私な生き様を見よ【どうする家康】 (3/3ページ)
「無」の旗印を背負い、戦場を駆け抜けた康政。揚洲周延「小牧山ニ康政秀吉ヲ追フ」
岡崎三郎信康、行跡宜しからず、康政折々異見申しヽかども、却て憎まれける。或時諫言申ければ、殊の外憤り、側なる弓を取り、箭を番ひ、既に射放すべき様子■(に)てありけれども、少しも騒がず、御為めと存じ申し上ぐる義を、御心に叶はず御殺し成され候はゞ、大殿御立腹、御前御為め然るべからず候、夫れともに御構成されず候はゞ、兎も角も思召次第に候と申し、少しも退く気色なし。信康にも、實にもとや思はれけん、気色も直り、其詞捨難くやありけん、終に承引ありしとぞ。
※『名将言行録』巻之五十五○榊原康政
以上、松平信康に諫言した榊原康政のエピソードを紹介してきました。いかにも三河武士らしい剛直な態度が、家康に愛されたことでしょう(なお、康政の康は家康から拝領しています)。
NHK大河ドラマ「どうする家康」では杉野遥亮が演じる榊原康政。彼の活躍ぶりが、今から楽しみですね!
※参考文献:
岡谷繁実『名将言行録 (七)』岩波文庫、1944年8月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan
