【どうする家康】岡崎城を預かっていた山田新右衛門(天野ひろゆき)とは何者?その後どうなる? (2/3ページ)
故郷にのこせし古老の家人へも対面仕たしと仰らる。義元も御志のやむごとなきをもて。やむことを得ず志ばしの暇まいらせければ。 君御悦なヽめならずいそぎ三河へ立ちこえたまひ。御祖先の御墓に詣給ひ御追善どもいとなませ給ふ。此時岡崎には今川の城代とて山田新右衛門などいふもの本丸に住居けるに。 君仰えるは。吾いまだ年若し。諸事古老の異見をも請べければ。そのまヽ本丸にあるべしとて。御身はかへりて二丸におはしたり。義元も後にこれをきヽ。さてヽヽ分別あつき少年かなと感じけるとぞ。……
※『東照宮御実紀』巻二
元信は、故郷の三河に一時帰国できるよう、主君の今川義元(演:野村萬斎)に願い出ました。
「それがしはすでに15歳となりましたが、いまだご先祖さまの墓参りも出来ずにおります。お願いです。一度故郷に帰って亡き父(松平広忠)の法事をいとなみ、年老いた家人たちに会わせていただけないでしょうか」
「うぅむ、二郎三郎がそこまで申すなら……」
出来れば元信を手元に置いておきたい義元でしたが、あまりの熱意にほだされてしばしの暇(いとま。休暇)をとらせます。
さぁ元信の喜ぶまいことか。