「北海道の怪談は壮絶でスケールも大きいんです」田辺青蛙「北海道の怪談を集める女の巻」珍談案内人・吉村智樹のこの人、どエライことになってます! (2/2ページ)

日刊大衆

関西の怪談とは壮絶さのスケールが違います」

 怪談の背景に自然の猛威があり、「雪や熊は幽霊よりも怖い」と言われる北海道。吹雪の中、目と鼻の先にある目的地へたどり着けず郵便配達員が凍死する例も過去にあった。山道を歩いている最中、急に死臭がして、なんだと思ったら共喰いで首だけが欠損した巨大なヒグマの上を歩いていた、なんて経験者もいた。地面と間違えるほど大きな熊とは恐ろしい。

 関西では想像もつかぬ逸話の数々を見聞きし、彼女は北海道を異界のように感じ、さらにひかれていった。

「雪が人格を持っているかのように腕を伸ばして人を襲うという話も聞きました。自然に対してなす術がないからでしょうか、北海道に出現する幽霊は恨みを持っている例が少ないんです。無念にも亡くなった人がただそこに現れ、さまよう。大阪だと復讐のためにストーカー並みにつきまとうケースが多いんですが」

 なんと、幽霊にもケンミン性があったとは。怪談はコワいだけではなく、その街の歴史や風土を知るための貴重な証言集でもあるのだ。

よしむら・ともき「関西ネタ」を取材しまくるフリーライター&放送作家。路上観察歴30年。オモロイ物、ヘンな物や話には目がない。著書に『VOW やねん』(宝島社)『ジワジワ来る関西』(扶桑社)など
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