琉球王朝時代の鮮やかな伝統の色彩を今に伝える (3/4ページ)
戦後の混乱も生き抜き、長い歴史と風土に培われた琉球王朝文化の一つであり洗練された華麗さと芸術性は今に至るまで高い評価を受けています。
しかし、琉球びんがたは、織物とは違い紋様(パターン)などのデザインに特徴のある工芸品のため模倣品も多く、琉球びんがたの歴史的価値を加味しないプリント製品や海外産の粗雑な製品等が多数見受けられます。
また、琉球びんがたの歴史を踏まえたデザインや製造技術、道具、材料などは各職人や工房で伝承されてきましたが、業界全体で一元的に管理する体制が整っていないため、後継者育成に向けて、オープンな共有手段の必要性を唱える声が以前より多くあがっていました。
■3.目的:伝統工芸にITを取り入れ、知財活用による地域活性と事業継承を目指す
現在、びんがたコンソでは、琉球びんがた事業協同組合の組合所属の工房、非所属の工房が連携し、当団体のコンセプトに賛同頂ける企業とコラボレーションをする形で、伝統工芸・琉球びんがたの知財活用モデルの構築、琉球びんがたのモノ・コト商品のプロデュースを行っています。
琉球びんがたの図柄のデジタルアーカイブ化を進め、図柄活用を希望する企業がスムーズに検討を進められるようサンプル帳の整備に取り組んでいる他、本物の工芸を伝える・琉球王朝の文化を発信するイベントの企画運営も行っています。
日常生活から離れてしまっている伝統工芸を日常へ回帰させ、沖縄県民を始め県外、国外の方々に琉球びんがたを認知、愛して頂けるよう、これからも取り組みを前進させます。