巨人・菅野、開幕投手どころかローテ入りも厳しい? 進まない調整に原監督もため息か (1/2ページ)
巨人の開幕投手は、タイラー・ビーディ投手に決まったようだ。外国人投手の大役は、球団では6年ぶり。4人目であり、新助っ人では初の快挙だ。しかし、“落選”となった菅野智之投手も気になる。関係者の話を総合すると、かなり厳しい立場に置かれているようだ。
「ビーディのメジャー初勝利は、2019年6月17日のドジャース戦でした。マエケン(前田健太)と投げ合って勝ったんです。日本球界と縁があるのかも」(米国人ライター)
3月23日の全体練習では、ランニング、ストレッチなどの後、軽めのキャッチボールをして早めに上がってしまった。
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その全体練習には、菅野の姿も確認できた。終始、無言…。目測なので正確ではないが、80メートルほどの遠投もこなしていた。
18日の日本ハムとのオープン戦では“右ヒジの違和感”を訴え、わずか1イニングで降板している。右ヒジの状態に関しては詳細は発表されていない。遠投も淡々とこなす様子から察するに、重症ではなさそうだ。
「今後も一軍帯同で調整していきます。本当にひどかったら二軍行きですし、原辰徳監督は『実力至上主義』を掲げています。投げられない投手を一軍に置いておくわけにはいきません。まして、開幕戦まであと1週間なのに」(スポーツ紙記者)
しかし、「早期復帰」とはいかないようだ。
18日の不甲斐ない投球後、首脳陣は菅野の「当面の扱い」について話し合っていた。
「要するに、目の届くところで調整させよう、と。二軍首脳陣を信頼していないわけではありませんが、一軍を離れたら、菅野の集中力が切れてしまうと判断し、監視下で再調整させることになったんです」(球界関係者)
「一軍帯同」には、2つの意味がある。早期復帰が可能な場合と、首脳陣が状態を確認したいと思った時。選手の立場からすると、後者で帯同となった時は、恥ずかしさと悔しさが入り混じり、「二軍に降格させてくれ」と思うのだそうだ。