「小3女児2人きりの『夏休みの大冒険』が、親としては超心配。こっそり様子を見ていたら、電車の中で中年女性が...」(長野県・40代) (1/2ページ)
シリーズ読者投稿~忘れられない「あの人」と~ 投稿者:Kさん(長野県・40代)
小学3年生の娘と同い年の姪っ子が、2人で「夏休みの大冒険」に出た。
2人きりで特急列車に乗って、名古屋駅を目指すというものだ。
しかし、Kさんはそれがどうしても心配で......。
<Kさんの体験談>
6年ほど前、娘が小3の時。同じ歳の姪と2人で名古屋に住む私の妹の家に、夏休みの大冒険で行くことになりました。
名古屋駅までは特急で一本。到着後は妹家族がホームまで迎えに来ることになってはいたものの、本当に2人きりで行かせるのは心配でした。
「困ったらおばちゃんに言ってね」そこで私は、同じ車両の死角になる席を取り、こっそり乗っていくことにしました。2人きりで行ったという自信になるよう、娘たちには内緒です。
出発前、娘たちを席まで送ると通路を挟んだ席に50代くらいの女性が座っていました。
「2人きりで行くの? 困ったらおばちゃんに言ってね」
とご親切にも声をかけてくださったので、「実は同じ車両にいます」とは言えないまま、「よろしくお願いします」と伝えました。
電車は出発し、何事もなく到着するだろうと思っていたのですが、なんと名古屋駅手前で沿線火災があり、運転見合わせになってしまいました。
慌てた私は妹家族に連絡し、名古屋より手前の駅まで迎えにきてもらえるようにお願いしすることに。
その頃、先ほど声をかけてくれた女性は「長くなるかもしれないからおトイレ行くなら今のうちにどうぞ」「おやつたべる?」など、不安がる娘たちに声をかけてくださっていました。
「本当に間違いじゃない?」そうこうしている間に、次の駅までは進めることになったとアナウンスが入り、私は急いで娘に電話。