ダビデ像のありのままの姿を小学6年生に見せた校長が辞任 (1/3ページ)

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ダビデ像のありのままの姿を小学6年生に見せた校長が辞任
ダビデ像のありのままの姿を小学6年生に見せた校長が辞任

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 アメリカ・フロリダ州の学校で、ルネサンス期を代表する芸術作品「ダビデ像」を、6年生(11~12歳)の美術史の授業中に生徒たちに見せた校長が、辞任を余儀なくされた。

 「ダビデ像」は、西洋美術史に大きな影響を与えたとされる、芸術家「ミケランジェロ」の代表的な彫刻作品として世界的に有名だ。

 ところが、数人の生徒の両親から校長に、「全裸のダビデ像を子供に見せるのは、わいせつで不適切」という苦情が寄せられたのだ。

・芸術作品「ダビデ像」を生徒に見せたら親から苦情
 世界で最も有名な芸術作品の1つと言われている、ミケランジェロの作品「ダビデ像」は、全裸男性がポーズをとっている彫刻だ。

 おそらく、世界の大部分はこれを“芸術”と受け止めているだろうが、芸術とアダルト系の線引きは難しいものだ。

 アメリカ、フロリダ州で古典教育を中心としたチャーター・スクール「タラハシー・クラシカル・スクール」の一部の親は、ダビデ像を“わいせつ”と見なしたようだ。

 6年生の美術史の授業中、ダビデ像のレプリカを11歳と12歳の生徒らに見せた同校のホープ・カラスキージャ校長は、複数の親から苦情を受けた。

 伝えられたところによると、3名の両親が、「そもそも子供たちがダビデ像を見せられるという事前報告を受けていない」と不満を漏らしたという。

 そのうちの2人は、学校側が事前報告をしなかったことに対する苦情だったが、あとの1人はダビデ像を“わいせつ”だと発言。

 結局「ヌードだから不適切」との理由で抗議したのは1人の親だ。
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