古代エジプト王、ラムセス2世の神殿から2000個の羊の頭のミイラを発見。供物として捧げられていた (1/6ページ)
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エジプト、カイロにあるラムセス2世の神殿で、2000個ものオスの羊の頭部が発見されたそうだ。
ラムセス2世(紀元前1303年頃 - 紀元前1213年頃)は、古代エジプトの第19王朝のファラオで、約70年間にわたって統治し、エジプト史上最大の王と呼ばれている。
羊の頭部は彼の時代から1000年が経過してから神殿に捧げられている。これはラムセス2世が死んでから1000年たっても彼が崇拝されていたことを示すものとして、考古学者たちを驚かせている。
・ラムセス2世の神殿から発見された2000個もの羊の頭部のミイラ
ニューヨーク大学古代世界研究所の発掘チームによって、おびただしい数のオスの羊の頭部が発見されたのは、ナイル川の西岸にあるエジプト最古の街の1つ「アビドス」だ。
カイロから430キロ南にあるアビドスは、エジプト神話の冥界の神「オシリス」復活の地としても知られており、エジプト新王国の最盛期を統治したセティ1世やラムセス2世の遺跡が残されている。
約2000点の雄羊の頭蓋骨は、ラムセス2世の神殿の北側にある貯蔵庫だった場所で、パピルス・革製品・彫像といった遺物と一緒に砂に埋もれた状態で発見された。