里親が見つかる犬と見つからない犬 保護犬を巡る現実 (2/2ページ)

しかし、ある日とらおさんが「マム、卒業よ!!」と告げた。マムは信じられない思いだったが、そこには「マムがいいの。マムがいるだけで、私たちは幸せになれるの」と言う女性が迎えにきていた。ほどなく「ドングリ」にも、「私たちの家族になってほしい」という申し出が。
「ぼくみたいな仲間が、たくさん増えるといいな」と考えるドングリのカットで物語は結ばれる。そこからは彼らのような幸運に恵まれない犬も少なくないことがうかがえる。
欧米では当たり前の保護犬を飼うということは、日本においてはまだこれからです。(本書あとがきより)
犬たちの愛らしい表情に癒されるとともに、彼らを取り巻く環境の厳しさにも思いをはせずにいられない一冊だ。
(新刊JP編集部)