社員発案のCSR活動として、さくらねこデザインのガラスストローを企画・発売。収益は全て「公益財団法人どうぶつ基金」の活動資金に (2/4ページ)

バリュープレス




企業による保護猫活動への支援

企業による保護猫活動の支援としては、花王株式会社、ネスレ日本株式会社、日産自動車株式会社などが、過去にSNSキャンペーンを通して支援を行ってきました。また猫の首輪通販を行う「ぽぽねこ」では売り上げの一部を「どうぶつ基金」に寄付しています。

こうした事例がある一方、保護猫の支援活動は個人が自費で行っているケースが多く、十分な支援体制が整っているとは言えません。環境省の統計資料(※4)によれば、日本における猫の殺処分数は、年間約1万頭となっています。近年減少傾向にはあるものの、ペットを飼う覚悟と責任に関するモラルには依然課題があり、殺処分が行われる状況は現在も続いています。

ゲットイットでは「むすぶcycle」チームを中心に保護猫活動の社内周知に努め、社内CSR予算「未来費」から、21年度に30万円、22年度に37万5000円を同財団法人に寄付しました。寄付金額は、1回の手術チケット発行費用(平均)×社員数(約130人)の計算により算出しています。22年度の寄付により、年間で100匹分の不妊手術ができ、猫の繁殖力から計算した場合、1年間で最大2500匹の野良猫の増加を止めることができる計算となります。今後も社員数に応じた寄付額による継続的な支援を予定しています。また、保護犬・猫を自宅に迎えた社員には一律3万円の手当を支給する制度も導入されました。

今回の「さくらねこガラスストロー」の発売はそうした支援の延長上にありつつ、「商品の購入額が支援団体の活動資金になる」という社外の方にも開かれた形をとり、より広範な支援および認知の獲得を目指したものです。発案者は自身も4匹の保護猫を飼い、保護猫シェルターの運営に携わってきた背景を持ちます。今回の商品発売は、「人間の身勝手な都合で殺処分される命をゼロにしたい。人も猫もいっしょに住み続けられる社会にしたい」という発案者の思いがまず社内で共有され、次いで社外にまで展開した例と言えます。
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