かかりつけ医を持つメリットとは!? 現役医師が詳しく解説 (2/2ページ)

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定期的に飲む薬をすぐに取りにいける

定期的に飲む薬をもらいやすいというメリットもある。

大病院だと、専門科に分かれているため、病気ごとの科でそれぞれの薬をもらわなければならない。

例えば、血圧の薬は循環器内科で、胃薬は消化器内科で処方される、というケースはよくある。

それぞれの診察までの待ち時間も長く、診察も定期処方だけだと一瞬で終わってしまう。

かかりつけ医だと、よくある薬であれば、科をまたいで処方してもらえる。

カルテがあるので過去と比較しやすい

かかりつけ医がいると、これまでに受診したカルテがある。

今まで処方してきた薬や、経過をしっかり把握してもらえるのだ。

これは医療者側にとっても、かなりのメリットになる。

昔の情報などは、なかなか他の病院では手に入れにくいからだ。

それぞれの役割を理解しよう

大病院は大病院としての機能がある。

専門的な手術や、検査、治療ができる場所である。

かかりつけ医は、普段のお薬をもらったり、気軽に受診して相談事ができる。

通院し続けるからこそ、病状の経過もわかってもらいやすい。

通いやすい、かかりつけ医を持つべきである。

執筆者:あやたい

医療制度や医療職・医療現場が抱えるさまざまな問題について考える医師。

日々変わっていく医療現場から生の声や、日常に役立つ医療知識を発信したいという思いで執筆。

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