三重県だから、ゆっくり鑑賞できるんです 本物から直接型取りした「ミロのビーナス」「サモトラケのニケ」...津市「ルーブル彫刻美術館」が面白い! (2/3ページ)

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世界初の特典だったということです」(竹川館長)

竹川勇次郎氏は、当時、真言宗の大僧正でもあった。「宗教的な背景が、パリ・ルーブル美術館からも信頼された要因の一つだったかもしれません」と、竹川館長は語る。

「けっして営利目的ではない、とご理解いただけたのではないでしょうか」
ルーブル彫刻美術館館内(ルーブル彫刻美術館ウェブサイトより)

ルーブル彫刻美術館の代表的な作品は、「ミロのビーナス」だろう。

ギリシアのキュクラデス諸島、南西メロス島で発見された「ミロのビーナス」は、数奇な運命を経て、パリ・ルーブル美術館に所蔵されることとなる。高さは214センチ。大理石が原型だが、ブロンズ製で再現され、三重県津市にやってきたのだ。

「ヨーロッパの芸術作品が日本に来る場合、東京や大阪など大都市の美術館で展示されることが多いでしょう。大勢の人が押しかけて、ゆっくり鑑賞することはとても難しいかもしれませんね。その点、三重県津市にある当美術館の場合は、たっぷり時間をかけてご覧いただけます。復刻品なので、数センチ手前まで近づけますし、後ろに回って、360度の角度から鑑賞することも可能です」(竹川館長)

復刻された彫刻作品とはいえ、これほど身近に、じっくり鑑賞できる環境は、なんとも貴重だ。入館者の数を聞いてみると、1日平均50人くらいとのことだった。これなら、自分のペースでゆっくり鑑賞できるだろう(GW期間中は多少多いかもしれないが......)。

「パチモン感半端ない」けど、中はめちゃくちゃ本格派!

「ミロのビーナス」に次ぐ人気作品は、「サモラトケのニケ」だ。エーゲ海東北のサモトラケ島で発見され、さまざまな断片を合わせ復元したところ、有翼の勝利の女神「ニケの像」であることが分かったもの。1884年、ルーブル美術館の所蔵品となった傑作だ。

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