人命とお金どっちを優先!? 医療現場での「切実な選択」を現役医師がレポート (2/2ページ)
一昔前は、治療した分だけお金が得られていたが、現在はほとんどの病院で定額になっている。
こうなると、入院中に赤字にならないために、病院としてはコスト削減をすることになる。
手術に使う器具を安物にしたり、できるだけ高価な薬剤を使わないように指導する。
高価なものの方が治療しやすかったり、効果がある場合も病院として認めてもらえないことも多い。
つまり、最終的に治療に悪影響を及ぼしてしまう可能性もあるのだ。
しかし、病院としても赤字になると潰れてしまうので、安易に高価なものを提供しにくい事情もある。
人とお金どちらを優先!?「人命は平等」という考えは重要だ。
その一方で、人命を最優先にして経営を度外視すると、治療する病院自体がなくなってしまう。
どのあたりで妥協点を見つけるかが、今後の課題だ。
執筆者:あやたい
医療制度や医療職・医療現場が抱えるさまざまな問題について考える医師。
日々変わっていく医療現場から生の声や、日常に役立つ医療知識を発信したいという思いで執筆。