史上最年少20歳で「名人&七冠」!天才・藤井聡太の強さの秘密とは? (2/2ページ)

日刊大衆

■藤井の負けは“うっかり”が原因

「名人戦前から“藤井さんの4勝1敗”と予想していましたが、その通りになりそうですね」

 こう語るのは、過去に名人戦を戦った経験もある森雞二九段だ。さらに続ける。

「藤井さんの負けを分析すると、“敗着”というより“うっかり”が原因。渡辺名人に負けた第3局も、名人が仕掛けたトラップに迷ったあげく、早く勝とうとしてミスしただけ。そういう負け方なら心配ありません。今後、その迷いがなくなるときが来れば、もう誰にも負けないでしょう」

『週刊大衆』「詰将棋」でもおなじみの佐藤義則九段は、名人戦第4局で、藤井竜王の強さが光ったと語る。

「この対局で藤井さんは、渡辺さんの猛攻撃を受け切って戦う、まさに“横綱相撲”で勝利しました。そういった老獪な戦い方は、経験豊富なベテラン棋士の専売特許。それを20歳の若さで、しかも将棋界トップの渡辺さんを相手に行うなんて、本当に驚異的です」

 では、その驚異的な強さは、どう培われたのか。佐藤九段はまず、「AI(人工知能)研究に長ける」という点を挙げる。

「将棋で大切なのは、いくつもの道筋から、相手の王将を詰むためのルートを探し当てる能力。それを瞬時にはじき出すのがAIなわけです。藤井さんは、そんなAIを相手に研究を重ねてきたので、それに近い領域まで達している。ゆえに、王将を詰む嗅覚がズバ抜けているんです」

 それが、不利な状況からでも逆転できる「無類の勝負強さ」に、つながっているという。

「羽生善治九段もよく勝負強いといわれますが、彼の場合は、難局を打開するひらめき意表を突く手で、流れを持ってくる勝負勘に優れています。対して藤井さんは、相手の王将を詰むまでのルートを、ミスなく正確に見極められる“完璧さ”が要因です」(前同)

 まるで“人間コンピュータ”のようだが、それを裏づけるような逸話も。藤井聡太の強さの秘密の続きは、現在発売中の『週刊大衆』6月19日号で。

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