卒業式に出席するため、片道2時間半かけて歩いた14歳少年にサプライズ

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卒業式に出席するため、片道2時間半かけて歩いた14歳少年にサプライズ
卒業式に出席するため、片道2時間半かけて歩いた14歳少年にサプライズ

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image credit:Harris-Stowe State University/Facebook

 アメリカ・ミズーリ州の14歳の少年が、学校の卒業式に出席するために2時間半かけて、10キロの距離を歩くという快挙を成し遂げた。

 なんとしてでも卒業式に出たいという少年の熱意と、逆境に直面しても成功するという決意を持つ少年の強さは、卒業式に参加していた人たちに称賛された。

 それだけでなく、少年は、州立大学から奨学金を全額提供され、少年と同じ故郷出身のアメフトチーム『マイアミ・ドルフィンズ』の選手から、特別に車と電動自転車のサプライズギフトが贈られたという。



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Teen walks two hours for 8th grade graduation in St. Louis・卒業式の会場まで10キロの距離を歩いた14歳少年
 ミズーリ州セントルイス郡フロリサントに住むザビエル・ジョーンズ君(14歳)は、数年前に母親を亡くして以来、体の不自由な祖父のもとで6人のきょうだいと一緒に暮らしてきた。

 5月末、イェットマン中学校の卒業式に車で行く機会を逃したザビエル君は、恩師に教えられた教訓「欲しいなら、手に入れに行かなくちゃ(If I want it, I got to go get it)」という言葉を思い出し、どうしても卒業式に参加したいことを友人と兄弟に伝え、学校まで一緒に歩いてくれるよう頼んだ。

 若者たちは、セントルイスまで2時間半かけて、およそ10キロの距離をひたすら歩き続け、学校に到着した。

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・少年の決意に教師ら感銘を受ける
 偶然にも、ザビエル君が卒業式に到着したとき、教訓を教えてくれたザビエル君の指導者ダレン・シールズ先生が式典で講演していた。

 ザビエル君が学校まで2時間半かけて歩いてきたことを聞いて、シールズ先生は驚き、聴衆に知らせた。
私は、スピーチを止めてザビエル君を講堂に呼び出し、「みんな、立ち上がってスタンディングオベーションをしてください」と言いました。

すると、講堂にいた全員が彼のために拍手を送りました。

みんな「ここまで歩いてきたのか!」と驚いていました。
 偶然にも、その日はハリス・ストウ州立大学の学長であるラトニア・コリンズ・スミス博士も出席していて、14歳のザビエル君が示した忍耐力と決意に感動したという。

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image credit:Harris-Stowe State University/Facebook

・大学の奨学金全額だけでなく車と電動自転車がサプライズ提供
 スミス博士は、ザビエル君の熱心な態度を今後の勉学にもぜひ向けてほしいと、ハリス・ストウ州立大学の学費と家賃や教科書を含む4年間の奨学金を全額提供した。


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 また、このニュースを知った1人のアメフト選手が、ザビエル君にさらなるサプライズを提供した。

 ザビエル君と同じ故郷で育ったというマイアミ・ドルフィンズのテロン・アームステッド選手が、家族にミニバンと電動自転車を買って、サプライズプレゼントしたのだ。

 アームステッド選手は、このように話している。
私には、決してできないことを、彼は成し遂げました。2時間半、10キロの距離を歩くなんて…。素晴らしいとしか言葉がありません。

数年前に母親を亡くし、祖父に育てられたザビエル君が、学校に通い続けることは多くの試練や困難があったことでしょう。彼への援助を喜んで申し出たいと思いました。

彼のニュースは、謙虚な気持ちになれるし、やる気を出してくれるし、なによりインスピレーションを与えてくれるものです。
 アームステッド選手は、ザビエル君の母校でのバスケットボール試合中に、サプライズを提供できるよう手配した。

 そして6月2日、ザビエル君には5,000ドル(約70万円)のライアン・プリチャードの電動自転車が贈られた。

 また、彼の祖父には、ボマリート・オートモーティブ社のおかげで4 万ドル(約560万円)のミニバンが贈られた。

 あまりにも豪華なサプライズに、ザビエル君は「こんなことになるとは思ってもいなかった」と驚き、祖父は「何て言ったらいいのか分からない。本当に感謝しかない」と語った。 ・14歳の少年から大切なことを学んだ大人たち
 メディアの取材で、ザビエル君は「何かを成し遂げたいなら、自分で進んでやらなければならないと思った」と話しているが、それを実際に実行するには強い決意や勇気、熱意が必要となることだろう。

 卒業式に出席するために歩いたザビエル君の行為は、周りの大人たちに大切なことを学ぶいい機会を与えたようだ。

 ハリス・ストウ州立大学学長のラトニア・コリンズ・スミス博士は、次のように述べている。
ザビエル君の1件は、多くの学生が直面する困難を思い出させるものです。

私たちの学生の多くは、さまざまなストーリーを持ってやって来ます。また、多くの学生は環境の障壁を乗り越えてやって来ます。

私は、今回ザビエル君から多くのことを学びました。

どんなに最悪の日でも、前に進み続けてください。
References:STL teen who walked 6 miles to graduation gifted new bike, $40,000 family vehicle/ written by Scarlet / edited by parumo



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