あの小説家はギャンブル狂…偉人達の秘められた失敗談 (2/2ページ)

新刊JP

シンプルで動きやすい、いわば「戦闘服」としての女性服だったのだ。

そんな服を作り続けてきたシャネルにとって、戦後の流行は許せるものではなかった。「女性がいきいきと輝ける服を」という想いを胸にファッションの世界に舞い戻ってきたシャネルは、一年の準備期間ののちにファッションショーを開いたのだった。

帰ってきた天才デザイナーに業界は拍手喝采、と思いきやこのショーは大失敗だった。シャネルは当時の人々にとって「昔の栄光をひきずった古くさいデザイナー」にしか映らなかったのだ。

しかし、満を持して開催したショーが見向きもされなくても、シャネルはめげなかった。その後も意欲的に新作を発表し続けると、目をつけたのは意外な場所だった。本国フランスから遠く離れたアメリカでシャネルの服が注目され始めたのだ。アメリカでの人気によってふたたびフランスでもシャネルの服は認められるようになっていった。挫折にくじけずに立ち向かったおかげで、シャネルは再び世界のトップデザイナーにのぼりつめたのである。

失敗を成功までの過程と考えられる人だけが、最終的に成功をつかむことができる。失敗は「恥」ではなく「糧」。それは、天才と呼ばれるような人でも変わらない。

失敗を避けるのではなく、失敗から学ぶのが大切。失敗を恐れずに試行錯誤を続け、挫折にめげずに努力を続ける人になるために、本書の事例は大いに参考になるはずだ。

(新刊JP編集部)

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