古墳とピラミッドはどちらが大きい?双方の歴史的背景や共通点なども含めて考察

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古墳とピラミッドはどちらが大きい?双方の歴史的背景や共通点なども含めて考察

共通点は「巨大な墳墓」

古墳のことは皆さんご存知ですね。たぶん、古墳と言われると、大多数の人はあの鍵穴の形をした仁徳天皇陵古墳のことを思い出すのではないでしょうか。

仁徳天皇陵古墳

しかし実は、小規模なものを含めると古墳というのは意外なほど全国各地に存在しています。皆さんのご近所でも、おそらく探せばどこかしらにあることでしょう。

さてそんな古墳ですが、よく日本のピラミッドなどと形容されますね。

確かに「偉い人の大きなお墓」と捉えれば古墳もピラミッドも似たようなものと言えますが、もう少し細かく、古墳とピラミッドはどれくらい同じで、またどのような点が違うのかを見ていきましょう。

まず、ざっくり比べてみると、古墳とピラミッドの共通点は以下のように整理できるでしょう。

・古代の人々がお墓として建造した巨大な建造物であること。
・機械がない時代に石や土を使って作られたこと。
・王や貴族などの支配層のために作られたこと。
・副葬品として金属や装飾品などが埋葬されたこと。
・未だに解明されていない謎が多くあること。

これを踏まえて、さらに深く双方の違いについて解説します。

地域と形状の特徴・相違点

まず、古墳は3~7世紀頃に東アジアで作られたもので、日本だけではなく中国や朝鮮半島にも存在するという特徴があります。古墳文化というのは、特にアジアで広まったものなのです。

蘇我馬子の墓とされている石舞台古墳

一方のピラミッドは、紀元前26世紀以降にエジプトや中南米などの地域で造られたものを指します。中でも代表的なエジプトのピラミッドは、古代エジプト文明の王朝時代に最盛期を迎えました。

次に、形や構造の特徴を見てみましょう。古墳は、土を盛り上げたり、微高地や丘陵を削ったりして作られます。

また、古墳の基本形は円形や方形ですが、前方後円墳や帆立貝形古墳などの変化形もあります。古墳の内部には石室や木棺があり、副葬品として埴輪や土器、鉄剣などが置かれている点が特徴的です。

クフ王とカフラー王のピラミッド

一方のピラミッドは、石を切り出して積み上げて作られました。基本的な形は四角錐型ですが、階段状や円錐状のものもあります。

そして、その内部には通路や部屋があり、王のミイラや金銀財宝などが埋葬されていました。

スケールはピラミッドの方が大きい

最後に、規模の違いについてです。古墳の規模はさまざまですが、最大のものは有名な仁徳天皇陵古墳(大仙古墳)で、長さ約480メートル、高さ約35メートル、体積約140万立方メートルです。

それ以外にも、日本にある古墳の数は約15万基以上と言われています。

一方、ピラミッドの規模も大小さまざまなものがありますが、最大のものはクフ王のピラミッドで、これは一辺が約230メートル、高さ約146メートル、体積約260万立方メートルです。そしてエジプトにあるピラミッドの数は約140基ほどと言われています。

クフ王のピラミッド

大きさや数については、ピラミッドの方が大規模だと言えそうです。

このように見ていくと、やはり古墳とピラミッドは、それが造られた地域の文化や風土を大きく反映していることが分かりますね。

参考資料
スッキリ

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

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