もう轢かれちゃってるが... 希少な「ニホンヒキガエル産卵地」示す標識に注目集まる→役所が込めた思いとは (2/2ページ)
道中で落ち葉がカエルに見えてヒヤヒヤしました」(「りん@異形矢印の人」さん)
そして、 ニホンヒキガエルの産卵地になっているための注意喚起のようだ、とのこと。
Jタウンネット記者は、次に邑南町役場に取材した。

島根県の中部に位置する邑南町は、人口約1万人。豊かな自然とともに暮らす、農業中心の町だ。古来よりたたら製鉄が盛んな地域で、国史跡に指定された「久喜銀山遺跡」も存在する。
Jタウンネットの取材に応えた邑南町役場羽須美支所の担当者によると、「カエル注意」の標識が設置されたのは、2011年12月頃。当時、島根県の農道改良工事が行われており、その道路沿いにニホンヒキガエルの産卵地があったのだという。
カエルのための側溝や暗渠も完備
「産卵地をそのままに残すために、道路改良の計画していたルートを5メートル程度ずらし、産卵地をそのまま残し、ふ化したヒキガエルが道路に直接出て車にひかれないように、高さを約1メートルかさ上げする工事となりました」(邑南町役場羽須美支所担当者)
万一カエルが側溝に落ちてしまっても、カエルが側溝から抜け出しやすいよう側溝の側面に段差が付けられた環境保全型側溝も作ったという。またカエルが道路を横断するための横断暗渠も設置されているそうだ。

「カエル注意」の標識の目的は、ヒキガエルの希少な産卵地が付近にあることを知らせるため。そして、産卵地を保護し見守っていくことで、様々な共存できる環境を大切に守る思いを育む、といった願いも込められている。
邑南町役場担当者は、「数百メートル離れた水辺での産卵が確認されています。付近を通行する際は注意して通行していただければと思います」と呼びかけた。