大切にされたいなら、気品を身につけるべし。『選ばれる女がやっていること』デヴィ夫人のマナー講座 (3/3ページ)

マイナビウーマン

この本を読んでみて一番メリットを感じたのは、さまざまなマナー術を知れたことよりも、夫人がマナーをどう駆使しているかを知れたことだった。社会人として生活している中では、最低限のビジネスマナーさえこなせていれば悪目立ちすることはない。

だからこそ、マナーの必要性そのものがピンときていなかった。「気品のなさ」が品のある人にとってどう映っているのか、どのような評価をされる可能性があるのかが知れたし、逆にマナーがあることでどう扱ってもらえるのかを知れた。

本の中で一番グサッときたのは『暮らし』チャプターの社交術「大切にされたいなら、まずやること」の中の一小節。

ふるまいや見た目、態度が変われば、自然とあなたに対する態度が変わってきます。なぜかというと、人は気品ある人を粗末には扱えないからです。もしあなたが大切にされていないと感じるなら、それはあなたを大切に扱わなければいけない存在なのかが相手に伝わっていないということなのです。

マナーや教養がなくても、ラフさのある女性は親近感があるように見えるかもしれない。けれど、相手に大切に扱われたいなら、親近感よりも高級感を演出した方がいい。もちろん常に隙なく、お高くとまる必要があるわけではないことは、デヴィ夫人その人を見ていれば分かる。

本を読んでいると、自分が変われば、周りの環境も変わるのだということをまざまざと感じさせられた。決して裕福な家庭に生まれたわけではなかったデヴィ夫人。彼女は努力で得た知識や教養、そして気品を持って、誰もに貴ばれる存在となった。

デヴィ夫人は、周囲から大切にされたいなら、自分の行動の理由も、そして周囲も大切にしなさいとも教えてくれた。マナーに気を配るのは、自分のためだけではなく、周囲のためになることでもあるのだと。

想像以上に奥深い、マナーとそのマインド論。読んで損になることは、まずない。

(ミクニシオリ)

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