かき氷はいつから食べられていた?意外と長いその歴史とポテンシャルの高さ【前編】 (2/4ページ)
ちなみに、かき氷の語源は「欠き氷」だと言われています。これは、冬に採取した天然の氷を氷室で保存し、夏に「欠けた氷」を食べていたからです。
しかし、この呼び方は「欠」が不吉なイメージを持つことから、平仮名で「かき氷」と表記するようになりました。
製氷機の登場さて、現代の私たちは製氷機によって氷を簡単に作ったり保存したりできますが、反対に言えば製氷技術が発達しなければ、いつまでも氷室のような氷保存の技術に頼るしかなかったということです。
つまり、近代以降のかき氷の歴史をたどるためには、製氷機についても知っておく必要があります。
製氷機が開発され、人工的に氷を作ることができるようになったのは明治時代です。製氷機を初めて購入した日本人は、かの松平春嶽だとされています。1870年(明治3年)に彼は外国からエーテル式の製氷機を購入しました。
しかし使い方がわからず放置していたところ、福沢諭吉が熱病にかかり、塾生たちが松平から借り出して大学東校の教授だった宇都宮三郎の元で氷を作ったのです。
これが、日本で初めて人工的に氷が作られた瞬間だと言われています。