史上初、宇宙初期のブラックホールの「種」が存在した証拠を発見 (2/4ページ)
だらだらと周囲の物質を食べていたのでは、それほどの短期間でそこまで大きくなれるはずがない。
ならば初期宇宙に存在する巨大なブラックホールはどうやって誕生したのだろう? そのヒントとされているのが、重いブラックホールの「種」である。
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太陽の数十億倍の質量を持つ超大質量ブラックホールのイメージ図 / image credit:NASA・重いブラックホールとは?
ここで言う「重いブラックホールの種( heavy black hole "seeds" )」とは、太陽の約4000万倍の質量を持つブラックホールのことだ。
よくあるブラックホールは大きな星が一生を終えて、自らの重力で崩壊することで誕生する。
一方、この重いブラックホールの種は、巨大なガス雲が直接崩壊することで作られると考えられている。一方、宇宙初期の星が崩壊してできた種を、軽いブラックホールの「種」という。
また、このような重いブラックホールの種がある銀河のことを、「アウトサイズ・ブラックホール銀河(Outsize Black Hole Galaxy)」という。
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・4億5000万年後の銀河「UHZ1」に重いブラックホールの種が
今回、史上初めて発見されたのが、この銀河の有力候補なのである。
そのアウトサイズ・ブラックホール銀河の有力候補は、ビッグバンから4億5000万年後に形成された「UHZ1銀河」で、ここには「クエーサー」が発見されている。
クエーサーとは、銀河の中心にある宇宙で一番明るいとされる天体のこと。