嫌がらせでアカウント剥奪された少年の涙の訴え。そこからSNSの良さが引き出される結果に
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image credit:k3vingabor/TikTok
SNSは、共通の趣味や興味を介して見知らぬ人とでもコミュニティの輪を広げたり、行方不明になったペットの情報を集めたりと良いところがたくさんある。
一方、見知らぬ人から嫌がらせを受けたり、誹謗中傷コメントでアカウントを荒らされたりすることもあるため、利用者にとって大きな精神的苦痛の原因となる可能性がある。
SNSが外の世界との唯一の繋がりだという障がいを抱える少年が、嫌がらせによって、アカウントを剥奪されてしまった。
その後、少年が涙を流しながら訴えた動画が多くの人に注目されると、たくさんのTikTokユーザーが少年のためにサポート精神を見せ、SNSの良さが引き出される結果になった。
・嫌がらせを受けSNSアカウントを剥奪された少年
ケビン・ガボール君は、骨が非常にもろい遺伝性疾患の骨形成不全症(OI)を患っていて、日常の行動が制限されている。
外に出て他の子供たちと走り回って遊ぶのが危険すぎるケビン君にとって、SNSの世界は、誰かと繋がることができる唯一のコミュニティとなっている。
TikTokアカウントで日常の様子をシェアし、オンラインコミュニティを作ったケビン君は、最近自分が“荒らし”のターゲットになっていることに気付いた。
ケビン君の動画を見ている何者かが、ケビン君のアカウントを消すために、投稿した動画やプロフィールのページから何度も虚偽の違反通報を繰り返すという嫌がらせを始めたのだ。
唯一誰かと交流できる居場所であるアカウントでの動画を投稿する権利を、理由もわからず誰かに剥奪されることほど、ケビン君にとって辛いことはない。
8月18日、ケビン君は涙ながらに荒らしをする者たちに訴えた。
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image credit:k3vingabor/TikTok
僕は、何も悪いことなんかしていないのに、なんで僕のアカウントを奪おうとする人たちがいるのか、わかりません。
僕は、普通に遊んだり走ったりできないんです。外で友達と遊ぶこともできません。他の子ができるいろんなことが僕にはできないんだ。
だから、僕はオンラインコミュニティで居場所を作っているのに、あなたたち(荒らし)はそれを僕から奪おうとしているんだ。
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・ケビン君の訴えでSNSの良いところが引き出される
ケビン君は、荒らしたちに嫌がらせを止めるよう必死に訴えた。
すると、その動画が多くのTikTokユーザーの目に留まった。
アメリカのコメディアン、ロージー・オドネルを含め、世界中の動画クリエイターがケビン君へのサポートを示すビデオを作成し、シェアした。
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そのコミュニティの呼びかけは、さらに多くの人の注目を集める結果となり、ケビン君のアカウントは、すぐにフォロワー100万人に成長した。
アカウントはいまだ剥奪されていないところを見ると、通報が不適切であることが明らかとなったのだろう。
SNSは時に人を傷つける刃物となるが、時に人のやさしさが連鎖し誰かを救うこともある。まさに、SNSの良さが最大限に引き出された結果になったのだ。
良い人たちはみんなで団結して、嫌なやつを打ち負かすことができるのよ。このように、多くのユーザーから温かい励ましの言葉をもらったケビン君は、後日、父親と感謝の気持ちを言葉にした動画を投稿し、引き続き日常の様子をシェアしている。
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現在、ケビン君のアカウントには、ネット荒らしという見えない相手に対し、泣き寝入りすることなく立ち向かい戦った彼の勇気を称賛するコメントが相次いでいる。
References:Disabled child's desperate plea to stop online trolls brought out the best in social media / written by Scarlet / edited by parumo
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