ロシア出身の小原ブラス、現在はメディアでのロシア情勢の取材を制限 その理由は......? (2/2ページ)
「今、実はそんなに取材を受けていないです。距離を取ってるのかな。自分が思ってることとか本心で感じてることは言ってはいけないこともあるんです。僕は実際の現場を見ていないし、日本から発信しているから、侵攻を批判しなければという心情はあるけど、他の細かい状況に関しては見てないし、わからない。それを無理に言って、大げさに脚色されて発信されるというのは僕は違うと思うようになった」としみじみと話す。
小原は「最初はメディアに出て言わないと勘違いされるって頑張っていたけど、今はそのタイミングは過ぎたと思っています。わからんことは無責任に発信したらあかんなって。間違った情報だったりすると、それで傷つく人も出るんです。それって怖いことでしょ」と述べ、「ロシアの人と話した時に『なんで戦争するんやろ』って聞いたら、『未来の平和のために戦わざるを得ない』っていう人がいたんです。第二次大戦後は(抑止として)核兵器に平和を頼ってきた現実もあるんです。核兵器がなくなったら戦争をする国がたくさん出て来るかもしれない。
平和を追い求めれば求めるほど戦争につながってしまう。平和は綺麗ごとや完全なものを追い求めすぎると戦わなくならないといけないということを、一人一人が認識しないといけない」とも呼び掛けていた。
(取材・文:名鹿祥史)