京都は武豊!東京、阪神の一攫千金騎手は!G1シーズン到来「秋競馬」で狙う競馬場別「万馬券ジョッキー」7人衆
「5月の新装京都競馬場でリーディングの12勝。特に芝での5勝が光ります。京都を熟知している利は大きく、武豊(54)は健在です」
人気シリーズ『政治騎手名鑑』の著者で、競馬予想家・樋野竜司氏はこう話す。
10月から開催が始まる京都競馬場は、“レジェンド”武豊にとって庭のようなもの。その一方で、「ユタカだと過剰人気で馬券妙味が……」と考える競馬ファンが多いのも事実だ。
■うま味が倍増している
ここで、注目すべき数字がある。それは今年の5月京都開催と、武豊が212勝を挙げた2005年の5月京都開催との比較だ。
騎乗全馬の平均単勝配当が、05年では4.7倍だったのに対し、今年はなんと8.8倍。05年も12勝を挙げていることから、“うま味が倍増”していると考えていいだろう。
「10月29日には、ドウデュースとともに、現役最強馬のイクイノックスと対決する天皇賞(秋)が東京競馬場で控えています。大一番に向け、調子を上げてくるはずです」(前同)
■坂井瑠星に注目
同様に、10月15日の秋華賞を皮切りに、4つの秋G1レースが控える京都で狙いたいのが、5月開催で武豊に次ぐ10勝を挙げた坂井瑠星(26)。
8年目で若手のホープという立ち位置だが、騎乗数は絞らず、癖馬でも積極的に乗ってくるタイプ。特に成績がいいダート短距離に騎乗する際は、人気薄でも思い切って狙いたい。
■逃げ先行で要注意の河原田菜々
「あと、関西で注目してほしいのが、ルーキーの河原田菜々(18)。現在7勝と、まだ全国区ではないですが、6月25日の阪神7Rでは、最低人気の馬で逃げ切りVを決めています。逃げが決まりやすい芝1200メートルのレース、かつ先行脚質の馬に騎乗する際は、注意です」(競馬専門紙記者)
また、7月15日の中京で6、5、5番人気の馬で3戦連続馬券圏内。少し先だが、チャンピオンズカップが控える12月の中京開催時に覚えてきたい存在だ。
■柴田善臣や松若風馬も買い目に
関東で注目は、現役最年長の柴田善臣(57)。9月2日の新潟メインレースでは13番人気の馬で勝利。単勝万馬券を演出した。
天皇賞(秋)とジャパンカップが開催される東京競馬場では、芝、ダートともに1400メートルで回収率100%超え。大ベテランの巧みな騎乗も見逃せない。
●回収率100%超え!
10月から本格的に始まるシーズン前に狙いたいのが、松若風馬(28)。阪神コースでは単勝、複勝ともに回収率が100%を超えている。中でも、芝の1800メートルと2400メートルを得意にしているので、この条件では必ず買い目に入れておきたい。
■小林美駒と原優介で大穴を
裏開催となる11月の福島では、新人の小林美駒(18)と4年目の原優介(23)が万券の使者に。
前者は6勝中4勝を福島で挙げている。後者は、7月9日の福島4Rで、単勝326.2倍という爆大穴をあけているのだ。
平場のレースで確実に勝ち、秋のG1に挑もう!