日本の自然を守るために知るべき3つの問題点 (2/2ページ)

新刊JP

①の場合は、残存個体から種子を採取して増殖すればよいが、近親交配により繁殖力や抵抗性などが低下するのを避けるため、できるだけ多くの個体からタネを取らなければならない。②の場合は、どこからでもタネや個体を持ち込んでもいいわけではなく、その地点が含まれる環境省の国土区分から導入すべき。

本書では、根本氏を含めたメンバーで取り組んでいる、姿を消してしまった在来種を再導入して在来植物の種多様性を取り戻すための試みの実践実例も紹介している。

今身近にある植物も、将来絶滅してしまう可能性はある。そうならないためにも、日本の気候や地形・地質に十分配慮した日本らしい自然の緑を再生するための手法を確立しなければならないと根本氏は述べる。現在どのような状況で、各地でどんな活動がされているのか、今後の課題や将来はどうなるのか。日本の植物の実態を本書から学んでみてはどうだろう。

(T・N/新刊JP編集部)

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