「まさに職人芸な漫才は一聴の価値あり!」シンデレラエキスプレス「結成35年のいぶし銀漫才師の巻」珍談案内人・吉村智樹のこの人、どエライことになってます! (2/2ページ)

日刊大衆

 そうして、シンプレは運行開始。なんと翌年の1989年、第19回『NHK上方漫才コンテスト』で優秀賞を受賞した。コンビ結成約5か月でのスピード受賞とあり、「どエラいルーキーが現れた」と、関西の演芸界は騒然となった。

 ただ、一躍、人気者となった彼らだが、実は「満足していなかった」という。

松井「まるでアイドルのように女の子からキャーキャー言われるようになって、“こんなんちゃうねん”と不満がたまっていました」

 ステージに黄色い声援が飛ぶ状況を快く思えなかったシンプレに大きな転機が訪れる。松井が当時の人気番組『進ぬ! 電波少年』の企画「電波少年的ペナントレース」に「熱狂的巨人ファン」として起用されたのだ。

松井「ほぼ1年、ロケで拘束されました。その間“自分たちの漫才は、これでええんか”と、ずっと考えていたんです」

渡辺「企画が終わって大阪に帰ってきた相方が、“自分の親世代も笑う漫才がやりたい”と言うんです。そこから我々の漫才はガラッと変わりました。ネタに深みが出たと思います」

 昭和、平成、令和と3つの時代を駆け抜ける漫才特急『シンデレラエキスプレス』。速度を落とさず快進撃する彼らに乗り遅れるな。

よしむら・ともき「関西ネタ」を取材しまくるフリーライター&放送作家。路上観察歴30年。オモロイ物、ヘンな物や話には目がない。著書に『VOW やねん』(宝島社)『ジワジワ来る関西』(扶桑社)など
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