お笑いコンビさすらいラビー「交通渋滞トラブルで2人の絆が強まりました」麻美ゆまのあなたに会いたい!(後編)
前回に続いて、お笑いコンビ『さすらいラビー』さんとの対談です。高学歴のお笑いコンビとしても有名で、ツッコミ担当の宇野慎太郎さんは青山学院大学理工学部卒、ボケ担当の中田和信さんは一橋大学商学部卒。さらに、宇野さんは身長159センチで、中田さんは身長185センチという身長差を利用した“カップルコント”が面白いんですよね。前回はそんな2人のコンビ結成秘話から、男と女の生々しくも笑えるコントの話を聞かせてもらいました。
ゆま「お話を聞いていると、すごく仲も良さそうですが、プライベートで遊ぶこともあるんですか?」
宇野「プライベートで会うことは一切ないですね。仲が悪いわけでもないけど、一緒に飯を食ったり、飲みに行ったりしたことは一度もないです」
中田「そうだよな。ネタ合わせのときに会うぐらいで……正直、お笑いコンビで“ふだんから仲がいいです”というのは、全部、嘘っぱちだと思います(笑)」
ゆま「そうなんですね」
宇野「ただ、10年も一緒にやっていると、絆が生まれるときはあるんです。特に、誰かのバーターで営業に行ったときなんて、キツいことが多いですからね」
中田「企業の宴会パーティとか、厳しいです。誰も聞いてくれない」
ゆま「それはキツいですね~」
宇野「そういうときは、お互いに目を合わせて“これは終わったな……”と、心を無にしてコントするようにしています」
中田「今でも覚えているのが、ショッピングモールでのイベントで……メインの芸人さんが25分しゃべるから、僕たちは、その前座で5分だけ時間をもらえたんです」
宇野「そのときの担当の方がすごく時間に厳しくて、“絶対に5分ですよ。1分でもオーバーしないでください”と何度も釘を刺されて。僕たちは5分で終わるように、ネタを絞りに絞っていったんです。ところがいざ、現場に到着すると、メインの芸人さんが交通渋滞に巻き込まれて、なかなか到着されない」
中田「そしたら、“あと5分、延ばしてください”と言われて、結局、20分ぐらい引っ張ることになったんです。ただ、こっちは5分のネタしか用意していないから、何をすればいいんだって」
宇野「頭の中が真っ白になりながら、ネタの引き出しを全部開けて……最後はモノマネなんかもやって、乗り切りました。あのときはさすがに2人の間に、絆が生まれましたよ」
ゆま「やっぱり、仲がいいじゃないですかー。ちなみに、プライベートで、他の芸人さんと遊ぶことはあるんですか?」
中田「宇野のほうはライブが終わった後、他の芸人仲間と飲みに行って、毎回、奥さんに怒られていますね(笑)」
宇野「毎回ではないだろ」
■人気の芸人なのに…「気まずいんですよ」
ゆま「宇野さんは結婚されているんですもんね。中田さんは独身で、あまり飲みにも行かないんですか」
中田「はい。僕は友達が少ないので……それに今は母と2人暮らしなんです。その母とも極力、接触を避けています」
ゆま「どうして?」
中田「仲が悪いわけではないんですけど。僕があまり売れていない芸人ということもあって、家に帰りにくいんです」
宇野「気まずいんですよ。いい年して、何やってんだって言われますから」
中田「だから、ライブが終わっても、母が眠りにつく0時ぐらいまで、家の周りを散歩していますよ」
ゆま「ええ~。もう人気のお笑いコンビなんだから、堂々と家に帰ればいいのに~」
宇野「いやあ、まだまだですよ」
中田「とはいえ、麻美さんの対談に呼ばれるぐらいにはなったからね。今日はまっすぐ家に帰って、母に自慢するよ」(おわり)
さすらいらびー ツッコミ担当の宇野慎太郎(左)とボケ担当の中田和伸(右)によるお笑いコンビ。ラジオ番組『さすらいラビーのオーライパパ』は毎週月曜日22時より配信中。