妖怪漫画の巨匠・水木しげるの世界観を堪能!「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」が横浜・そごう美術館で開催
代表作『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめ多くの妖怪作品を生み出した水木しげるさんの生誕 100 周年を機に企画された展覧会「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~」が、横浜・そごう美術館で開催されます。
水木しげる(1922-2015)さんは、「妖怪」という言葉が一般に広がるきっかけを作ったのみならず、その後も長きにわたり妖怪ブームの原動力を担い続けました。描いた日本の妖怪は実に 1,000 点近くにのぼります。
生誕 100 周年を機に企画された本展は、これまで開催されてきた数ある水木しげる展の中でも初めて、その妖怪画制作の具体的手法に注目し、水木さんの豊饒な作品世界を解き明かす内容となっています。
百鬼夜行の名にふさわしく、妖怪画 100 点以上を一挙公開する他、水木さんが妖怪画を描く参考として収集した書籍や関連資料、妖怪文化人の系譜と著作などが展示されます。また、NHK E テレ「てれび絵本」より本展用に特別編集された「水木しげるの妖怪えほん」、妖怪への思いを語った水木さんのインタビュー映像も上映されます。
展示構成第1章 水木しげるの妖怪人生
漫画家であり、妖怪絵師であり、妖怪研究家である水木しげるの、「妖怪に興味を持つようになった幼少期の境港時代」「生死を彷徨った従軍時代」「貧困の貸本漫画家から一躍人気漫画家となった時代」を通して、その理由の片鱗を探ります 。
第2章 古書店妖怪探訪
水木しげるは、神田の古書店街を頻繁に訪れ、妖怪に関する書籍を探して研究、制作に繋げていました。本章では、古書店で購入した鳥山石燕の『画図百鬼夜行』や柳田國男の『妖怪談義』をはじめ、水木所蔵の妖怪関連書籍の展示と、それらを手がけた絵師や研究者など妖怪文化人についてを紹介します。
第3章 水木しげるの妖怪工房
晩年までに 1,000 点近くの日本の妖怪を描いた水木しげる。それらには必ず根拠となるものが存在しました。昔の絵師が描いた形のある妖怪は、そのデザインを尊重し、民間伝承の言葉や文章だけの形のない妖怪は、様々なものからヒントを得て姿を与え、さらに妖怪の実在感を出すためにその背景を描きこみました。本章では、水木による妖怪画の創作手法を「絵師たちからの継承」「様々な資料から創作」「文字情報から創作」の3つのパターンに分けて考察します。
第4章 水木しげるの百鬼夜行
水木しげるの妖怪画を存分に味わえる章として、「山」「水」「里」「家」それぞれに棲む妖怪ごとに展示します。
現代の日本人に「妖怪」という文化を根付かせた水木さんが、どのように妖怪と向き合い、描いてきたのか、本展を通して妖怪を身近に感じ、水木さんの世界観を堪能してみてはいかがでしょうか?
「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~」は、2024 年 1 月 20 日(土)― 3 月 10 日(日)の期間、そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店 6 階)で開催されます。
水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~
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