バナナにはなぜタネがないのか?植物にまつわる不思議な話 (2/2ページ)
植物は葉の付け根に「離層」という水分や養分を通さない層を作り、お荷物となった葉を切り捨てようとするのだという。
ただ、それでも葉は弱い日光を受けて光合成を続け、糖分を作り続ける。離層に阻まれてしまうため、糖分は植物本体には向かわず葉の中に蓄えられ、その糖分からはアントシアニンという赤い色素が作られる。紅葉はこの赤い色素の色である。
どんなに夏の間がんばって光合成をして植物本体に貢献しても、秋になって「稼ぎ」が少なくなると容赦なく切り捨てられてしまう葉を思うと、紅葉の色はなんとも哀愁を帯びて感じられる。
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植物の性質や構造、歴史を本書はドラマチックに解説していく。高校の生物の授業が退屈で嫌いだった人でも熱中して読める一冊だ。
(新刊JP編集部)