お守りの中身、見ちゃいました?意外と知らないお守りの起源や雑学を紹介

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お守りの中身、見ちゃいました?意外と知らないお守りの起源や雑学を紹介

年始の初もうででの健康祈願や、受験前の合格祈願、出産前の安産祈願など、私たちは生活・人生のなかのさまざまな場面で「お守り」を持つことがあるのではないでしょうか。

「なんとなく縁起がよさそうだから……」と思って持つ方もいるかもしれませんが、みなさんは、お守りについてどれくらい知識を持っていますか?

今回の記事では、そんな身近なようで意外と知らない、お守りの雑学をご紹介したいと思います。

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そもそも、お守りの起源は?

なんとなく昔からありそう、と思った方、正解です。お守りの始まりは、縄文時代にさかのぼります。当時の人々が魔除けとして勾玉を身につけていたことが最初だと言われています。

その後、仏教が伝わった6世紀ごろにはお寺で呪符(じゅふ:種々の災難をしりぞけ、幸いをもたらすとされるもの)が配られるように。

また、現代のような「お守り」として捉えられるようになったのは、平安時代の陰陽師のころだったそうです。

お守りの数え方は「1つ」「1個」じゃない!

お守りの数を数えるときは、「1つ」や「1個」ではなく、「1体(たい)」と言います。

これは、ご神像としての存在であるため、物ではなく神様と同じ単位を使うことが理由です。

また、お守りは「買う」ものではなく「授かる」または「受ける」もの。同じく、神社側もお守りを「売る」ではなく「授ける」と言います。

お守りの中に入っているものは?見てはいけないの?

誰しも一度はお守りの中身が気になったことがあるのではないでしょうか。

お守りの中には、紙・板・布・金属などでできた「内符」と呼ばれる小さい御札が入っています。この内符には、神様の名前や祈りなどが書かれています。

また、小さなころから「お守りの中身を見るとバチがあたる」と言われた方も多いと思います。迷信なので、確かなことは言えませんが、神様や仏様が宿っているものとされていますので、中身を見ることは信仰心の薄れと捉えられ、効果がなくなる原因と言われています。

できるだけ中身を見ることは控え、丁寧に扱うようにしましょう。

いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

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