「借金返済と息子への仕送り。食事もままならないシングルマザーの私は、道に倒れた車椅子男性を見つけて...」(宮崎県・50代女性) (2/3ページ)
自分がいちばん、自分のことでいっぱいいっぱいの人間です。
それでもその時は、なぜか「手を貸してあげなきゃ!」と思って、近くの駐車場に入り、男性のもとへ急ぎました。
「何やねん!」と思ったけど...「おっちゃん肩につかまって!」
そう言うと、男性は不機嫌そうに私の肩につかまり車椅子に座りました。
そして、怒ったように「この歩道が悪いから車椅子は通りにくいわ!」と吐き捨てて、去って行きました。
「おっちゃん気ぃつけて!」
去って行く後ろ姿にそう声を掛けて、私はまた車に乗り込み帰路に着きました。
自宅に帰ってから、「さっきのおっちゃん何やねん!」と思いましたが、日々の生活に疲れていた私は、あのおっちゃんに救われたことに気付きました。
自分のことしか考えられず、どうにも出来ないと思っていましたが、「ああそっか、私はまだ誰かに手を貸すことができる。まだまだ心に余裕があるんだ」ということに気付かされたのです。
私も50歳を過ぎました。そのうち誰かに手を貸してもらうこともあるかもしれません。
そんなときは、「ありがとう」と言える心の余裕があるといいな、と思います。
誰かに聞いてもらいたい「親切自慢」、聞かせて!
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