キスもまだの二人が同棲!? グロすぎる親子の本音バトル【君が心をくれたから#6】 (3/3ページ)
捻り出した最初の質問が好きな色。まるで小学生にする質問のようです。
雨のことを何も知らない、という描写なのか。離れ離れになった雨の小学校時代から母をやり直したい、という気持ちの表れなのか。はたまた、やっと雨に興味を持ち、母として1から向き合い始めたという意味なのか。いずれにせよ、たった一つの質問の裏に隠された破壊力。なんともグロい……。
■明かされる雨という名前の理由
お互いの質問の末、母が雨という名づけの由来を明らかにします。「雨を産んで、不安で自信がなかった時に雨が降った。その時、生まれたばかりの雨がうれしそうに笑ってくれた気がしたから、雨が笑顔にしてくれますように、と名づけた」と。
母が適当につけたと思っていた、大っ嫌いな変な名前。自己肯定感と存在価値をあやふやにしてきた雨という名づけ。そこには、今まで雨が求め続けてきた母の愛が実はたくさん詰まっていたことを知るのです。
そんな二人のやり取りを見ながら、祖母に「雨ちゃんは強くなりますよ。だから大丈夫。雪乃さんの孫だから。それでも辛くなったら僕が雨ちゃんと一緒にいます。雪乃さんの分まで、雨ちゃんの幸せを願います」と、雪乃に声をかけるのです。なんとまっすぐでいい子なのでしょう。
このままでは一人ぼっちになってしまう雨に、どうか唯一の肉親である母との仲を取り持って支えを作ってあげたい、と内心焦っていたはずの祖母は、その言葉を聞いて安心したことでしょう。
■最後の交換日記
そこから程なくして亡くなった祖母。小学生の頃、雨と行っていたボイスレコーダーでの交換日記には、時を超えて病床からの最後のメッセージが。
自分も病気で苦しいはずなのに、最後まで雨の幸せを一番に願いながら、雨の今後を心配する祖母の弱々しい声。そして、そのメッセージに精一杯の愛を込めて祖母への愛と感謝を語る雨。
すると、死者が最後に降らせるという優しい雨が降り始めます。まるで雨の言葉に祖母が返事をするように。きっとこの祖母の声は五感を失っても、いつまでも心と記憶に残り、雨を包んでくれるのでしょう。
次回はとうとう雨が五感を失った本当の理由を太陽に告白するようです。隠し通すはずだったこの事実を話すことになるきっかけはなんだったのか。太陽はそれを知って、二人の関係はどう変わるのか。ドキドキしながら待ちましょう。
(やまとなでし子)