「人事ガチャ」は本当か?異動を決める企業人事の裏側 (2/2ページ)

新刊JP

パーソル研究所の調査によると、会社指示での職種変更や事業部門変更を伴う異動に対して、「会社指示なので従う」という人は4割ほどしかいない。それに転居が伴うと無条件に従う人は4割を下回る。

過半数の人は異動を否定的に捉えているような印象を受けるが、これは「人事異動を提示されたらどうするか」という仮定の質問への回答であり、実際に人事異動を経験した人への調査結果を見ると、受ける印象は異なってくる。

こちらの調査結果では人事異動を「納得してポジティブに受け取っている人」は62.8%、「納得していないがポジティブに受け取っている人」が7.3%、「ネガティブに受け取っているが納得している人は4.4%となっている。75%ほどは異動をポジティブに捉えているか納得していることになる。となると、「人事ガチャ」が完全に外れたと考える人は4分の1ほどということになる。この数字を多いと捉えるか少ないと捉えるかは人それぞれだろうが、一つ知っておくべきは異動が納得できないものだったら交渉の余地はあるということ。

近年は有無を言わせない形で異動を提示するのではなく、対話を通じて理解・納得を得ようとするのが一般的になっているからである。

人事異動がどのようなプロセスを経て決められていくのか、本書ではさらに詳しい解説がされている。

人事異動は時に予期せぬもので、時に不満が残るもの。そしてその不満は仕事へのモチベーションに大きく影響する。少しでも気持ちよく仕事をするために、企業人事がどのように行われているのかを知っておくのはプラスになる。本書はそのために最適な一冊だ。

(新刊JP編集部)

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