なんと9割以上。30代〜70代の女性が「不調」を我慢したことがあると回答

ベルタが運営する女性ライフステージブランド「BELTA」は、30代〜70代の女性572名を対象に「不調」に関するアンケート調査を実施しました。
■30代以降女性たちの「不調」、その実態とは?
近年、更年期に特化したサービスの増加や、40代以降の社員をサポートする企業の取り組みが増えており、「更年期障害」に対する認知と理解が広まっています。
更年期障害における症状や、それらが現れる時期には個人差がありますが、平均的には45歳から55歳の間に症状を感じる人が多いとされています。
しかし、最近では「プレ更年期」という言葉も登場し、30代の女性が感じる「不調」についても目が向けられ始めています。
今回は、30代以降の女性がどのような不調を抱えているのか、またその不調に対しどのような対策をしているのかを調査するため、アンケートを実施。「30代以降女性たちの不調に対する捉え方や対策」についての実態が明らかになりました。
■早い人は20代後半から不調を感じ始めている
まずは、20代の頃に比べて不調を感じている人がどれくらいいるのかを聞いてみました。
「20代の頃に比べて不調を感じることはありますか?」という質問に対し、90%が「はい」と回答。多くの人が年齢の変化と共に不調を感じていることがわかります。
また、いつから不調を感じたのかを聞いてみたところ、一番早い人は20代から不調を感じていたようです。また、全体の66.2%は30代から不調を感じていると回答していました。
では、どのような不調を感じている人が多いのでしょうか? 不調を感じていると回答した人に、その症状について聞いてみました。
「どのような不調を感じていますか?」と聞いたところ、「疲労感(75.2%)」と回答した人が最も多く、「ダルさ(51.7%)」「目の疲れ(47.8%)」「頭痛(31.5%)」「イライラ(31%)」「手足の冷え(28%)」と続きました。
身体的、精神的どちらの辛さも抱えている人がいるようでしたが、中でも身体的な症状を感じている人が多いようでした。
具体的に、不調のきっかけや原因についてどのように捉えているのでしょうか?
不調を感じている人を対象に「不調を感じるようになったきっかけや原因として、最も思い当たるものを教えてください」と聞いたところ「仕事(37.7%)」という回答が最多に。
「(不調を感じるようになったきっかけが)思い当たらない(36.3%)」「子育て(13.7%)」「出産(11.4%)」「その他(9.8%)」「パートナーとのコミュニケーション(4.7 %)」「病気(4.1%)」「介護(1.1%)」と続きました。
■不調への効果的な対策を見つけられている人は1割未満!
不調を感じている人はどのように対処しているのでしょうか? その対策方法について聞いてみました。
「不調に対して何か対策はしていますか?」と聞いたところ、「特に対策はしていない(36.8%)」という回答が最も多く、「生活習慣を変える:食事・運動・睡眠(33.1%)」「医療機関を受診(13.5%)」「周囲に相談(8.2%)」と続きました。
2〜3人に1人は、不調を抱えていながらも対策をしていないことがわかります。
では、実際に効果的な対処法にたどり着けている人はどれくらいいるのでしょうか?
「不調に対する効果的な対策方法は見つかりましたか?」と聞いたところ、「効果的な対策方法を見つけた」と回答したのは全体のわずか7.2%にとどまりました。
9割以上の人が、不調に対する効果的な対策方法を見つけられずにいるということがわかります。
さらに、不調を感じた際に我慢をした経験があるかどうかについても聞いてみました。
「不調を我慢した経験はありますか?」という質問に対しては、90%以上の人が「経験がある」と回答しました。
その理由について聞いてみると「我慢しないと周囲(家庭や仕事など)に影響が出るから(55.1%)」という回答が最も多く、「我慢することが出来るから(18.7%)」「病気ではないと思っているので我慢するべきだと思うから(11.6%)」「どのように対処すれば良いのかわからないから(8.2%)」「周りに言ってもわかってもらえないと思うから(6.5 %)」と続きました。
半数以上の人が、周囲への影響を気にかけて不調を我慢した経験があることがわかりました。中には周りに言ってもわかってもらえないと思っている人もいるようです。
では皆さん、同世代で不調を抱えている人がどれくらいいると思っているのでしょうか?
「同世代の人で不調を抱えている人はどれくらいいると思いますか?」という質問をしてみたところ「全体の約半数が不調を感じている」と思っている人が53.2%と最も多い結果に。
「ほぼ全員」が不調を感じていると回答した人は全体の29.5%に留まり、実際に不調を感じている人の割合(9割)と大きく乖離していることがわかります。
■6割以上が「不調が続くこと」への不安を抱えている
最後に、不調が続くことへの不安について聞いてみました。
「不調について効果的な対処法がわからず、この先いつまで不調が続くのか不安を感じた経験はありますか?」という質問に対し、70.7%の人が「ある」と回答しました。
■まとめ
今回の調査で、様々な年代の女性が抱える不調の実態が明らかになりました。
一般的に「更年期」といわれる年代だけでなく、30代頃から不調を抱える人も多くいます。しかし、ほとんどの人がその効果的な対策方法にたどり着けず不安を抱えているようです。
■【調査概要】
「30代以降の不調アンケート」 ・調査期間:2023年11月26日〜2024年1月10日 ・調査対象:30代〜70代の女性 ・調査方法:インターネット調査 ・調査人数:572人
(エボル)