史上初、従来とは異なる特性をもつ超伝導体が自然界に存在することが証明される (2/3ページ)

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 だが今回、ミアサイトと同じ化学式を持つ合成サンプル「Rh17S15」に、非従来型超伝導体としての性質があることが明らかになった。

 それは自然界にも非従来型超伝導体があるという決定的な証拠だ。

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image credit:Communications Materials・非従来型超伝導体の性質を確認
 非従来型超伝導体であるかどうか調べるには、いくつかのやり方がある。

 その1つは、磁場が超伝導体の表面から侵入できる距離(磁場侵入長)を調べることだ。

 従来の超伝導体では、低温ならば基本的にこの長さは一定だ。ところが非従来型超伝導体では温度によって変化する。

 検査対象にあえて”キズ”をつけるという検査法もある。

 より具体的には、検査対象に高エネルギーの電子をぶつける。すると、そこにあったイオンが弾き飛ばされ、結晶構造に欠陥が生じる。

 従来の超伝導体は非磁性的な乱れにそれほど反応しないので、キズがついても臨界温度(超伝導現象が起きる温度)に大きな変化は見られない。

 一方、非従来型超伝導体はこうした乱れに反応し、このキズによって臨界温度や臨界磁場が変化する。

 そしてRh17S15はこうした検査で非従来型超伝導体としての振る舞いを見せたのだ。それは自然界にも非従来型超伝導体が存在するという決定的な証拠となる。

 こうした非従来型超伝導体の研究は、超伝導体が機能するメカニズムを理解する上で大切なことだ。
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