飛脚に比べ速さは?中世〜江戸時代の連絡・交通手段「早馬」はどのように活用されていた? (2/3ページ)
馬は、現代のサラブレッドとは異なり、足がすらっとしておらず、体高が40cmほどの小柄でずんぐりむっくりの体形。日本の在来馬でした。現代の道産子・木曽馬・与那国馬などに近いと言われています。
日本の在来馬とはいえ、誰もが気軽に利用できたわけではありませんでした。馬を持つことができたのは、主に大名や武士たちでした。
江戸時代の早馬江戸時代の早馬は、長距離の場合1頭で目的地まですべて走り切るのではなく、宿場から宿場のあいだを走りました。サラブレッドは時速60kmほどであるのに対して、早馬は時速30~40kmと言われています。
もちろん、鎧をつけた人物が乗る場合それだけ重さが加わるため、走るスピードも遅くなります。また、宿場間はだいたい20km~30kmと言われていますので、それだけの距離を継続して走るとなると、時速15kmくらいだと考えられています。
早駕籠(はやかご:駕籠に人を乗せ運ぶ)は平均時速6kmくらい、飛脚(ひきゃく:江戸時代に職業として手紙・金銭・小貨物を送り届けた仕事)は平均時速4.6kmくらいだったため、それと比べれば速いのですが、以下にご紹介する理由から、馬ならではの大変さもありました。
馬ならではの大変さも平均時速で言えば飛脚や早駕籠よりも速い早馬ですが、馬だからこその大変さもありました。
たとえば、夜走れないという点。

