2023年第4四半期スマートフォングローバル市場における出荷量を発表〜5Gスマートフォンの出荷量は累計で20億台を突破〜 (2/4ページ)
背景には、5Gと4Gのチップセットの価格差が縮まってきたこと、そして、メーカー各社が戦略的に部品を選択しBOM(Bill Of Materials)コストを抑えたことがあります。加えて、MediaTekやQualcommなどのチップセットメーカーはエントリーレベルの5Gチップセットを発売しことで、スマートフォンメーカーが低価格帯5Gスマートフォンを市場に出しやすくなったことも事実です。こうした取り組みにより、特に中国のメーカーにとって、中位価格帯機種~高価格帯機種セグメントにおいて5Gスマートフォンのポートフォリオを拡大することができました。まだ5Gが完全に運用されていない地域でさえ、消費者は将来への投資として5Gスマートフォンを好んでいます。
図2: 2023年価格帯別グローバル5Gスマートフォン出荷量貢献度
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3Nzc0NSMzMzQ0NTQjNzc3NDVfZUlYQkxERXp1UC5wbmc.png ]
出典: カウンターポイント社
先進国市場はほぼ飽和状態にあり、高価格帯機種セグメントが主導する形で、5Gスマートフォンの出荷全体に占める割合は2023年には80%を超えました。このため、主要なスマートフォンメーカーは5Gを標準機能として中位価格帯機種に搭載すると共に、低価格帯機種への搭載も始めています。さらに、キャリア各社が5Gカバー率を広げつつある発展途上国でも、消費者の5Gへの関心は高まっています。今や、5Gスマートフォンは新興国市場の低価格帯に普及を広げる上で必要な材料が揃った状態です。そのため、次の10億台の出荷量に向けて、インドや東南アジアなどの新興国市場が市場を牽引する形で、5Gの勢いが続くと考えられます。
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