すっ飛ばされた4年間、みんなの年齢まとめ、派手な衣装の宣孝…大河ドラマ「光る君へ」3月31日放送振り返り (5/7ページ)
今回の商人がどこまでシビアに商売をしているか、固定費はいくらなのかは本人に聞かないと分かりません。
例えば住まいが借地であれば、地主に支払う地代(借地賃料)などもあるし、針を研ぎ出す工法によってもコストは違うはずです。
結局ハッキリしたことは分かりませんが、手間賃やコストを2~7円とすると、針1本の売価は5~10円。10本セットで50~100円と仮定できました。
まひろの出した蕪には、それだけの価値がなかったことが考えられます。
蕪の市場価格についてヒントとなる史料を見つけたら、そっちについても考えてみたいですね。
相次ぐ国司の横暴…「尾張国郡司百姓等解文」事件について
劇中でも言及されていた通り、尾張国では国守の藤原元命が暴政を振るうあまり、百姓らが朝廷に訴え出る事件がありました。
尾張国郡司百姓等解文(おわりのくにのこおりのつかさならびにひゃくしょうどものげぶみ)は現代まで伝わっています。
「地方では、悪徳役人が私腹を肥やして民百姓を搾取しておる。許せん!」
朝廷では、そんな正義感に燃えていたかと思えばさにあらず。
この藤原元命、実は花山天皇の治世下において藤原義懐や藤原惟成らと共に権勢を奮った一人なのです。
つまり朝廷としては「前政権の残党を粛清した」に過ぎず、後に元命は政界に復帰しています。
要は「摂政様(兼家)の目が黒い内は……」というヤツで、兼家さえいなくなれば、別に冷遇する必要もなくなるのでした。
ま、そんなもんだよね。というオチです。