絶滅したと考えられていたジャワトラの被毛が発見され、現存する可能性が高まってきた (2/3ページ)
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・発見された被毛がDNA分析でジャワトラのものと判明
絶滅宣言以降も、島にはまだジャワトラが生息しており、家畜を襲ったなどとする地元の住人による目撃情報はあったが、実際に生存が確認された例はなかった。
だが、2019年、島で働く保護活動家が西ジャワ州スカブミ県チペンデュイ村付近の農園近くでジャワトラを見たと研究者に報告。
研究者が現地を訪れ調査を行ったところ、足跡や植物への爪痕、そしてフェンスに引っかかった被毛を発見した。
国立研究イノベーション機構(BRIN)の研究チームはDNAを採取し、1930年に収集されたジャワトラの博物館標本と比較した。
その結果、両者がほぼ一致することを確認、この遺伝的証拠に基づき、研究者たちはこの被毛がジャワトラのものである可能性が高いと結論付けた。
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ジャワトラと思われる毛が発見されたインドネシア西ジャワ州スカブミのチペンデュイ村付近(黒丸) / image credit:Oryx (2024). DOI: 10.1017/S0030605323001400・まだジャワトラが生存することを願って
ジャワトラと、バリ島の固有種であるバリトラは、どちらも絶滅しており、現在世界的な野生生物絶滅リスクの権威である国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅宣言されている。現在、インドネシアに生息するのは、スマトラ島のスマトラトラのみだ。