強姦をしても無罪放免!?紫式部(まひろ)の異母弟・藤原惟通の亡き後、未亡人に起きた悲劇【光る君へ】 (2/2ページ)

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【四位の4段階】
正四位上(しょう・しい・の・じょう)
正四位下(しょう・しい・の・げ)
従四位上(じゅ・しい・の・じょう)
従四位下(じゅ・しい・の・げ)
※大きく正と従に分かれ、更にそれぞれ上下に分かれています。

それ以前に五位とも六位とも言われていないため、いきなり四位とは不自然ですね。恐らく記録に残っていないだけで、実際には叙せられていたのでしょう。

しかし翌寛仁4年(1020年)7月3日、現地の常陸国で卒去してしまったのでした。

卒去(そっきょ)とは貴人が亡くなることを意味しています。

生年不詳なので厳密な享年は不明ながら、紫式部らの生年より若いため、アラフォーくらいではなかったのでしょうか。

エピローグ・未亡人の悲劇

言い寄られる未亡人(イメージ)

普通、国司が亡くなると遺された妻子は帰京します。地方よりも上方に戻った方が何かとチャンスに恵まれるからです。

しかし惟通とその未亡人らは常陸国に留まりました。亡き夫の墓があるからという情緒的な理由より、荘園などの経済基盤がすでにあったからと考えられます。

しかし寛仁4年(1020年)閏12月、惟通の未亡人が常陸国の住人・平為幹(たいらの ためもと)に強姦されてしまう事件が発生しました。

惟通の母親(紫式部の継母)はこれを国司に訴え出たため、為幹は逮捕されます。

しかし翌年、どうした訳か為幹は無罪放免とされてしまったのでした。恐らく役人が賄賂をもらいでもしたのでしょう。

経済基盤はあっても、強力な後ろ楯を持たない惟通の遺族は、泣き寝入りを強いられたものと思われます。

終わりに

以上、紫式部の異母弟・藤原惟通について、その生涯をたどりました。

紫式部との関係性が薄いため、おそらく大河ドラマ本編には登場しないでしょう。

でも、もしかしたらワンチャン出るかも……出てきたら面白いですね!

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