消えゆく言語? 日本人が日常的に見ているラテン語とは? (2/2ページ)

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◾️ラテン語とラテンアメリカの濃くて薄い関係

「ラテン語」に関して不思議なのは、南米、いわゆる「ラテンアメリカ」と「ラテン語」は関係があるのかという点だ。これは、関係があるとも言えるし、ないとも言えるというのが正しいようだ。

というのも、ラテンアメリカで主に話されているのはスペイン語やポルトガル語、といったラテン語を祖語にする言語である。この点ではラテンアメリカは、ラテン系言語が話されており、ラテン語と関係があると言える。ただ、知っての通り南米の国々の多くは、スペインやポルトガルの侵略を受けており、それ以前には原住民が暮らしている土地だった。現在南米で暮らす人々もまた、ヨーロッパ系(特にローマ人)の人々の子孫ばかりというわけでもない。だから、民族的にはラテンアメリカはラテン語と関係があるとは言えないのだ。

『世界はラテン語でできている』は縁遠いと思われがちなラテン語が身近に思えてくる一冊。現在も世界のあちこちでしっかりと文化や教養の一角を占めるラテン語。その知識を持っておくと、英語やスペイン語、フランス語など、ラテン語を起源とする言語を学ぶ際に大いに役立ってくれる。また欧米人とのコミュニケーションの際にも、文化的な土台を共有することができるはずだ。

(新刊JP編集部)

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