これはすごい!車の運転を覚えたペットのネズミがマイカーを乗りこなす (2/5ページ)
チームはまず、電気回路付きのミニカーの部品とプラスチック製の容器、アルミの板、それに銅線などを組み合わせ、ネズミ専用の小さな電動自転車を用意した。
操作はハンドルではなく、車の前のほうの左側、中央、そして右側のそれぞれに運転席に水平に張った銅線で行う。
この銅線はタイヤを動かす電気回路につながっていて、車に乗り込みアルミの床に乗ったネズミが銅線に触れると走りだす。左の銅線に触れると左へ、中央なら前進、右なら右に進むという具合だ。
この車でシリアルをごほうびにしながらネズミたちに運転を学ばせたところ、最初はやみくもにあちこちの銅線に触れていたが、数カ月で複雑な操作をマスターした。
ただ進むだけでなく、行きたい方向に運転することが確認できたのだ。
[動画を見る]
・運転を学んだネズミのストレスが軽減
またこの研究では、興味深い結果が得られた。
実は17匹のネズミが育った環境は同じではなく「実験室」と「豊かな環境」(より自然に近い環境)の2つがあったが、豊かな環境で育ったネズミのほうが、実験室で育ったネズミよりも運転がうまかった。
さらにこの訓練の後、なんと運転を学んだネズミたちのストレスが減ったという。
ネズミの排泄物を採取し、ストレスを感じた時に分泌されるホルモンのコルチコステロン(CORT)や、抗ストレスホルモンのデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)などの数値を測定したところ、運転を学んだネズミ全員にDHEA濃度の上昇がみられた。
つまり運転を学んだネズミが、よりリラックスした状態にあることが判明したのだ。