親友か平安時代のBLか? 安倍晴明と深い仲!笛の名手・源博雅が持つ不思議な能力【前編】 (2/4ページ)
長男なので「皇位継承は間違いなし」な立場ながらも、母親の身分がそれほど高くなかったこと、皇子の数が多かったことなどから皇位継承は行われず臣籍降下し「源」の姓が与えられ貴族となりました。
934年(承平4年)頃、わずか15〜16歳にて従四位下となり、その後中務大輔、右兵衛督、左中将、従三位となり、最終官位は従三位皇太后宮権大夫でした。
稀有な音楽の才能に恵まれた源博雅
源博雅は、横笛・琵琶・和琴・大篳篥(ひちりき/吹き物)・箏(そう/柱がある絃楽器)・催馬楽(さいばら/平安時代に流行した歌謡の一種)など、音楽の才能に恵まれた人物でした。
その才能は高く評価され、康保3年(966年)頃に、村上天皇の命令で『新撰楽譜(長秋卿竹譜・博雅笛譜)』の作成を行いました。最古の笛譜で、現在では貴重な文化遺産となっています。後に、紫式部も聴いていたそうです。
優れた才能を持つ博雅は世事に疎いところもあったようで、藤原実資(ふじわらのさねすけ/「光る君へ」ではロバートの秋山竜次さん演)に、「博雅の如きは文筆・管絃者なり。ただし、天下懈怠の白物(しれもの)なり」と評されています。