超リアルな〝バナナ〟乗ってる... 北九州市に謎すぎるポストが爆誕、いったいなぜ?区役所に聞いた
街を歩いていたら見かけない日はない、郵便ポスト。
日常の一部として、すっかり見慣れた存在だ。
だが、福岡県北九州市には、こんな見慣れないポストがあるらしい。
こちらは、福岡県観光連盟の公式Xアカウント(@visit_fukuoka)が2024年6月21日に投稿した画像。
映っているのは、四角ではなくレトロな円筒形の黄色いポストだ。
赤色でないのもなかなか珍しい気はするが、それだけではない。
よく見ればポスト本体の上部に、何やら飾りが付いている。いったい何が......?
「日本遺産」の認定を受け...ば、バナナだ~~!!!!
どうしてポストの上にバナナが?
Jタウンネット記者は7月1日、この謎のポストについて、福岡県観光連盟を通じ、北九州市門司区役所に話を聞いた。
同区役所総務企画課の担当者によると、「バナナポスト」は2022年4月2日、門司港レトロ地区の観光物産館「港ハウス」前に設置されたもの。
門司港は「バナナの叩き売り」発祥の地。17年には「関門ノスタルジック海峡」の構成文化財の1つとして、日本遺産にも認定された。
それを広く発信するために、区役所と門司郵便局が連携。現存するレトロな丸型ポストをバナナ色にし、上部にもバナナの装飾を施した「バナナポスト」の設置に至ったという。
「当時はコロナ禍で、まちに元気が無くなっていた頃だったので、この新しいフォトスポットの設置をきっかけに門司港を訪れていただき、少しでもまちが元気になればという思いも込めています」(同担当者)
なお、フォトスポットとしてだけでなく、通常のポストとして使うことも可能で、1日1回、収集されているとのことだ。
「バナナの叩き売り」発祥の地ならではのデザインポストに、X上ではこんな声が寄せられている。
「幸せの黄色いポスト」「黄色可愛いな」「可愛い、バナナのポスト」
こうした反響に対し、同担当者は
「門司港レトロ地区にお越しの際には、この可愛い『黄色いバナナのポスト』と一緒にいっぱい写真を撮って、楽しい旅の思い出にしていただきたいです」
とコメントしている。